退院後の食事を想像するために

退院後、

患者さんがどんな食事を続けていけるのか。

それは、

退院してから初めて決まるわけではないのかもしれません。

入院中の食事の様子から、

退院後の食事を考えるための手がかりを見つけられることがあります。

何を食べているのか。

どれくらい食べているのか。

食事にどれくらい時間がかかっているのか。

義歯は使えているのか。

口の中に痛いところはないのか。

乾燥は強くないのか。

例えば、

入院中はお粥なら食べられている。

でも、

副食はあまり進んでいない。

義歯を入れると痛い。

だから、

食事のときも使っていない。

食べることはできている。

でも、

食事に時間がかかっている。

こうした様子があれば、

退院後も、

同じような困りごとが続くかもしれません。

そこで私は、

退院後の食事についても聞くようにしています。

家に帰ったら、

食事を用意するのは誰なのか。

その方は、

患者さんの食べやすさに合わせて、

食事を用意できそうか。

食事の作り方に、

不安はないか。

もちろん、

退院後の生活を、

入院中の食事だけで予測できるわけではありません。

自宅に戻ることで、

食べ慣れた料理を食べられるようになることもあります。

家族の支えがあることもあります。

それでも、

退院後に困らないために、

入院中から準備できることはあります。

食事の用意に不安があるなら、

栄養指導につなぐこともあります。

義歯が痛いなら、

退院前に調整できることもあります。

かかりつけ歯科につなぐこともあります。

口の中の乾燥や痛みがあるなら、

少しでも食べやすくなる方法を一緒に考えることもあります。

私は、

入院中に食べられているかどうかだけでなく、

退院後も食べ続けられそうか。

そんなことを少し想像しながら、

患者さんの口の中を診ています。

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