手術後、
患者さんに食事の様子を尋ねると、
「食べられています。」
と答えてくださることがあります。
もちろん、
食べられていることは良いことです。
でも、
私は時々、
もう少し詳しく聞いてみることがあります。
どんなものを食べていますか。
食事量はどうですか。
以前と比べて変わったことはありませんか。
すると、
「お粥なら食べられます。」
「副菜はあまり進みません。」
「食事に時間がかかります。」
そんな話になることがあります。
手術後は、
体力が落ちていたり、
痛みがあったり、
口の中や喉の状態が変わっていたりします。
そのため、
食事の内容や量が変化することがあります。
私は、
「食べられているか。」
だけではなく、
「どんなふうに食べているか。」
も大切だと思っています。
食事の形態。
食事量。
食事にかかる時間。
そうしたことを聞いていくと、
食べることに関する困りごとが見えてくることがあります。
もちろん、
大きな問題なく回復される方もたくさんおられます。
でも、
食べることに少し苦労している方もいます。
私は、
そんな小さな変化を見逃さないようにしたいと思っています。
「食べられています。」
その言葉の中にも、
いろいろな景色があるのかもしれません。

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